SU01:ユーザ管理 基礎編

SAP SU01は、SAPシステム内でユーザー管理を行うためのトランザクションコードです。このトランザクションを使用することで、管理者はSAPシステム内のユーザーアカウントの作成、変更、ロック、削除などの管理作業を行うことができます。SU01は、ユーザーのセキュリティ情報やロール、権限の割り当てなど、ユーザーに関連するあらゆる情報の管理にも使用されます。

目次

SU01の主な機能

  • ユーザーの作成: 新しいユーザーアカウントを作成し、必要な情報(ユーザー名、パスワード、氏名など)を入力します。
  • ユーザー情報の変更: 既存のユーザーアカウントの情報を変更します。これには、パスワードのリセットや連絡先情報の更新などが含まれます。
  • ユーザーのロック/アンロック: セキュリティ上の理由やその他の事情により、特定のユーザーアカウントを一時的にロックまたはアンロックします。
  • ユーザーの削除: 不要になったユーザーアカウントをシステムから削除します。
  • ロールと権限の割り当て: ユーザーに対して特定のロールや権限を割り当て、システム内でのアクセスレベルを設定します。

SU01の使用方法

  1. SU01の実行: SAP GUIで「SU01」と入力し、Enterキーを押してトランザクションを開始します。
  2. ユーザー管理作業の選択: 画面の指示に従い、新規作成、変更、ロック/アンロック、削除など、実行したいユーザー管理作業を選択します。
  3. 必要な情報の入力: 選択した作業に応じて、ユーザー名、パスワード、氏名、ロール、権限など、必要な情報を入力または変更します。
  4. 作業の保存: 全ての必要な情報を入力または変更した後、作業を保存して完了します。

ヒントとベストプラクティス

  • セキュリティポリシーの遵守: ユーザーを作成または変更する際には、組織のセキュリティポリシーに従い、適切なパスワードポリシーとアクセス権限を適用することが重要です。(パスワードポリシー自体はSU01からではなく、プロファイルパラメータからでの変更になります。)
  • ロールベースのアクセス制御: ユーザーには必要最低限の権限のみを割り当てることで、システムのセキュリティを強化します。
  • 定期的なレビュー: ユーザーアカウントとアクセス権限は定期的にレビューし、不要なアカウントや権限は削除することで、システムのセキュリティを維持します。

SU01は、SAPシステム内でユーザーアカウントと権限を効率的に管理するための強力なツールです。適切な使用と管理により、システムのセキュリティと運用効率を大幅に向上させることができます。

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この記事を書いた人

ただのSAP Basis/インフラエンジニアです。
保有資格:SAP HANA、Azure for SAP、PMP、TOEIC900の凡人。

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