AzureをIaaSとしてSAP環境を構築する場合、使用するVMはSAP認定機(VM)である必要があります。本記事ではAzureのSAP認定機(VM)の確認方法を簡単に説明します。
Certified and Supported SAP HANA® Hardware
SAP HANAの認定機は「Certified and Supported SAP HANA® HardwareSAP HANA」から確認します。
https://www.sap.com/dmc/exp/2014-09-02-hana-hardware/enEN/#/solutions?filters=v:deCertified
Azureの認定機を検索するには、まずVendorsタブからMicrosoft Azureをフィルタします。
Memory Sizeタブからメモリサイズをフィルタすることで、より目当てのサイズの認定機を検索しやすくなります。
フィルタで絞られた結果が、AzureのHANA認定機となります。
VMの名前をクリックすると、そのVMの詳細を確認することができます。
Microsoft Azure で実行されているSAPの認定と構成
こちらのURLから、Microsoft Azure で実行されているSAPの認定と構成を確認することができます。SAP HANA、SAP NetWeaver、その他のSAPワークロード(SAP Business One、SAP BPC、SAP Hybrisなど)の認定機を確認するためのリンクと簡単な説明が用意されています。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/sap/workloads/certifications
1928533 – SAP Applications on Microsoft Azure: Supported Products and Azure VM types
SAP NetWeaverの認定機はSAP Note1928533から確認することができます。サンプルの画面はSAPユーザにしか公開されていないためモザイクをかけています。
https://me.sap.com/notes/1928533
SAP ワークロードの Azure Storage の種類
AzureでSAP用のVMをデプロイする際、ストレージの選定も重要になります。以下のURLを参考にして、Standard HDD、Standard SSD、Premium Storage、Premium SSD v2、Ultra Disk、Azure NetApp Files、Azure Premium Filesから選定します。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/sap/workloads/planning-guide-storage
Azure VM 命名規則
最後に、Azure VMの命名規則を載せておきます。以下のURLから確認することができます。SAP認定機のVM名はそれほど複雑ではないため、以下の私が作成したサンプル画面でほぼカバーできるかと思います。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/virtual-machines/vm-naming-conventions